長期入院や特殊な治療により、患者様には多くの不安やストレスが生じます。当センターは、患者様お一人お一人との距離を縮める努力として、患者様の心のケアーを含めた苦痛除去に重点を置き、様々な独自の取り組みを行っております。その一部をご紹介いたします。
血液病センターでは、患者様と診療スタッフとのコミュニケーションだけではなく、患者様同士の情報交換を重要視しております。化学療法や移植を受けた方にしか理解できない、治療による苦悩やその解決策などの貴重な体験談を「励ましの言葉」として、次に同じような治療を受けられる患者様へお送りしています。ここにそれらをご紹介いたします。
あまり副作用がきつくなかったように思いますが、髪の毛が抜けてくるとやはり辛かったです。普段は帽子をかぶっていましたが、お風呂は大浴場で他の人もいたので、辛かったです。
副作用は、抗がん剤1〜2回目くらいは、どんな感じなのか分からなかったけど、3回目くらいから、パターンが分かってきたので薬で調整しながら乗り越えました。同じ病室に同じ病気の人がいてたので情報交換ができたのもよかったと思います。
移植法の時の治療はきつかったですが、看護婦さん、主治医の先生、家族、友人のはげまし、元気になってやりたいことを考えながらなんとか乗り越えました。