◆疑問から憶測へ
以前に、人間、腹が立つと、「どうして?」「いったい、何故?」「何言ってんだ!」って《疑問詞》が多くなる。そこが立腹のエネルギー源らしい・・・と書きました。
(わからない)(何故?)(不思議?)なら、まだ腹は立ってません。
疑問詞の一つ奥に在る怒りの元。それは、疑問から涌き出た〈憶測〉らしい。
何するんだ?→きっと〈自分さえよければ…〉と思ってるんだろう!
何故できぬ?→どうせ〈最初からやる気なんか無い〉んだろう。
何を言う?→たぶん〈こう言っとけば済む〉とナメてやがるな。
と相手の魂胆・推測の段階で(勘ちがい)が発生。
そこから〈…となると許せん!〉と腹が立ってきて
そりゃ勘ちがいもしますよ。「きっと」「どうせ」の次にくる部分は〈それしか考えられぬから〉と間に合わせた “瞬間的思いつき” 的中するはずがありません。
度外れた事する人だって、何がしか(つもり)は有ったはず。
“〇〇にも3分の理” って言うじゃありませんか。
〈気が知れん!〉と戸惑い、〈あいつのせいじゃないか?〉と思いつき、それが〈…に違いない〉まで行っちゃった。となると、【決めつけ】の源は単なる【思い込み】という次第。
「子供に腹立てて恥かきました」と反省のママ。
「なぜすぐ宿題しないの! 明日また大騒ぎでしょ!」と散々叱ったあと、子供が私の顔色を見ながら言うんです。「あした日曜日だけど」って。
こころ・もよう !?(医師)